アバクロ傘下の「Ruehl No.925」、店舗を続々閉店―別ラインに注力

落ちついたデザインが高い年齢層にも人気の「Ruehl No.925」

落ちついたデザインが高い年齢層にも人気の「Ruehl No.925」

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 米カジュアル系ファッションブランド「アバクロンビー&フィッチ」(New Albany, Ohio)が昨年6月に撤退を発表したブランド「Ruehl No.925(ルールナンバー925)」のニューヨーク州バッファロー店が1月13日、閉店する。

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 ルールナンバー925は、マンハッタンのグリニッジ・ビレッジのスタイルを意識したブランドとして、アバクロンビー&フィッチが2004年に設立。ヘラジカのロゴで若年層から人気のアバクロンビー&フィッチに比べ、フレンチ・ブルドッグのロゴを起用し、落ち着いた大人向けのブランドというイメージから高い年齢層からも人気があった。

 昨年12月に日本で待望の1号店を銀座にオープンしたアバクロンビー&フィッチ同様、入手しにくい日本からも定評があったルールナンバー925だが、不景気のあおりを受け、2008年には税引き前損失5,800万ドル(約63億円)を計上。販売と消費者部門に対する深刻な影響を理由に、全米の全29店舗を1月31日までに閉店する。

 ニューヨークでは、昨年9月にマンハッタンの小売店を閉鎖。13日のバッファローに次ぎ、ガーデンシティー店を23日、レイクグローブ店を26日に閉める。一方でアバクロンビー&フィッチは、同社の別ライン「Hollister Co.(ホリスター・カンパニー)」の初店舗をマンハッタンのソーホーに昨年10月オープン。現在5番街に2店目の開設を準備しており、ホリスターに力を入れている。

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