アメリカの人気リアリティー番組「プロジェクト・ランウェイ」のニューヨークへの復帰と経済貢献を記念し1月13日、マンハッタン7番街の一部を期間限定で「プロジェクト・ランウェイ・アベニュー」に改名する記念式典が行われた。
明日を夢見るファッションデザイナーたちが服作りで競う同番組は、2004年にニューヨークでスタート。昨シーズンはロサンゼルスでデザイナー同士の対決が繰り広げられたが、1月14日から始まる7シーズン目より再びニューヨークに舞台を戻す。
ニューヨークのファッション産業は、17万5,000人以上の雇用を生み出し、そのうち50%以上が7番街周辺の服飾産業地域に集中する。番組開始以来、「プロジェクト・ランウェイ」の知名度が服飾学校の生徒数増しにつながったり、「FIT(ファッション・インスティテュート・オブ・テクノロジー)」卒業生の90%以上がニューヨークを拠点に活動したりするなど、ファッションを通じニューヨークの経済に大きく貢献したとし、ストリート名改名のほか1月13日を「プロジェクトランウェイデー」にニューヨーク市が制定した。
記念式典には、番組進行役のティム・ガンさんや審査員のデザイナー、マイケル・コースさん、雑誌「Marie Claire」のファッションディレクター、ニーナ・ガルシアさんらが出席。番組の宣伝を兼ね喜びを語ったほか、ニューヨーク市経済開発局代表、ロバート・J・リーバーさんも同席し、舞台がニューヨークに戻ったことを歓迎した。