ニューヨークのミッドタウンで4月19日、環境保護をコンセプトとした3日間にわたるイベント「Earth Day New York(アースデー・ニューヨーク)」が始まる。
20日・21日に開催を予定するグランドセントラル・ターミナル(42nd Street and Park Avenue)の野外イベントでは、アートや音楽、環境を組み合わせたパフォーマンスなどを行う。期間中、同ターミナル内のバンダービルトホールでは、環境に優しいエネルギー開発についての展示会や子ども向けイベントを開催する。
中でも注目は、協賛の東芝アメリカ社が提供する体験型バーチャルゲーム「スマート忍者」。カメラを通して顔や体形を認識する「キネクトセンサー」を用いて、バーチャル世界に来場者の分身となる忍者アバターを生成。バーチャル世界で植林すると、実際に東芝がその本数分の苗木を米国有林に植林する。
20日にはタイムズスクエアでも、環境に関連したエンターテインメントやファッションショー、エコカー「CO2 Eドライブ」の展示会などを行う。
同イベントは、1970年に当時のゲイロード・ネルソン上院議員が4月22日を「Earth Day(地球の日)」と宣言したことをきっかけに全米中に広がった。今では日本を含め、184の国と地域で同日に合わせて多彩なイベントが行われており、世界最大の環境活動となっている。
入場無料。ニューヨークでの開催は今月21日まで。