デルタ航空は5月23日、ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)と成田空港を結ぶボーイング747-400型機のビジネスエリートに「フルフラットベッドシート」の導入を始める。
今年1月に成田~デトロイト線で運行を開始した同機は内装を一新し、180度までリクライニングし完全に水平になるベッドシートの採用で快適さを重視。フルサイズの枕とキルトの羽毛掛け布団も備え、「自宅にいるような心地よさと個室感を提供する」という。
計48座席の同クラスでは110ボルトの電流、米国航空最多となる1000種類以上のプログラムが視聴可能な大型エンターテインメントモニターなどを設置。パーソナルスペースを重視し、通路への簡単な出入りが可能な全席通路側の座席配置にしたのも特徴。
同社のグレン・ホーエンスタイン副社長は「新型シートの導入により、世界を飛び回るお客さまに、業界最高レベルの快適なフライトをお届けできる。お客さまにはすぐに進化した快適性を実感していただけると思う」とコメントする。
ニューヨークから成田への飛行時間は約14時間。現在同路線で徐々に始まっている同サービスは、今夏までに毎日運航する。東京~ニューヨーク線では5月21日から運航を開始し、3年以内に同機以外のフライトでもフラットベッドシートを標準化する予定。
同機のJFK~成田線直行便、ビジネスエリートの片道は38万円~。