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仙台のモダンダンスカンパニー、NYで海外公演-被災地の舞台芸術支援もアピール

今回披露する「稚ケナク愛ラシキ者タチヨ」過去の公演での様子

今回披露する「稚ケナク愛ラシキ者タチヨ」過去の公演での様子

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 仙台を拠点とするモダンダンスカンパニー「高橋裕子舞踊団」が震災後初めての海外公演活動として、ニューヨークで日系、米系のダンスフェスティバルや美術学校の展示会、チャリティー公演でダンスを披露している。

舞踊団メインダンサー

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 5月11日に行われた日本文化促進を目指すJ-COLLABOが主催した「The Art of Japanese Beauty: Past, Present and Future(アートオブジャパニーズビューティ:過去、現在、未来)」でのパフォーマンスで訪問公演の幕を開けた。

 18日~20日には、前衛芸術支援をリードするダウンダウンの団体ラママE..T.C.の「ラママ・ムーブス」ダンスフェスティバル、20日には美術学校The Art Students League of New York(アートスチューデントリーグオブニューヨーク)の震災展示会「Scroll for Japan(スクロールフォージャパン)」に出演。17日・19日には、フェイシングヒストリースクール・オーディトリウム(525 W. 50th Street)で被災地の舞台技術支援アピールを目的としたチャリティー公演を行う。

 今回の公演は、津波に襲われ全校児童108名の約7割にあたる74名が死亡、行方不明となった、石巻市立大川小学校へ祈りを込めた「稚ケナク愛ラシキ者タチヨ」をはじめ、不屈の魂をアブストラクトな舞踊で表現するほぼ全編が1年以内に創作されたアメリカ初演作。ニューヨークからの支援へ感謝の気持ちを示すと共に、復興に向け活動を続けているというメッセージの発信と心身の健康に芸術が果たす役割をアピールすることを目的としている。

 主宰する高橋裕子さんは2006年に同舞踏団を設立。翌年、留学先のニューヨークで公演するなど、国際的に活動の場を広げた。震災後はNPO法人「アップスロープ」と提携し、「心のケア・癒やし」を目的とした無料公演を続けている。

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