「ニューヨーク史上最大の例年音楽イベント」とされる「Make Music New York(メーク・ミュージック・ニューヨーク)」が6月21日に開催される。
毎年夏と冬に開かれるこのイベントは、今年で6回目。プロ・アマ・年齢問わず集まったミュージシャンが、セントラルパークやタイムズスクエアなど424会場で1000以上の屋外コンサートを開く。ニューヨーク市の全域に世界中の音楽が飛び交う。
当日は「ワールド・ツアー」と呼ばれるバスのサービスもある。15時から20時にかけて、コロンビアの乗り合いバス「Chiva(チバ)」を模したカラフルなパーティーバスが走る。イスラエルの「アロン・ヤブネイ・ビッグ・バンド」がライブを行うブライアント・パーク、「ニューヨーク・アラビック・オーケストラ」のコンサートが開かれる国連近くの会場、ジャズのフランス領事館など各スポットで停車する。
マイケル・ブルームバーグ市長は「ニューヨークの音楽は、わが街を行き交う人々のように活気があり多様だ」と話す。「この夏ニューヨークの5区に世界中からアーティストが集まることにわくわくしている。市民の皆さんはこぞって参加してほしい」。
ワールド・ツアー(ウェブサイトで要予約)を含め、全コンサートが無料。この日はシカゴやパサデナ、カナダのバンクーバーなど116カ国450以上の都市でも、同様のイベントが開催される。