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NYでビーガンアイス「アルケミー・クリーマリー」が話題に-コンセプトは「錬金術」

「Alchemy Creamery(アルケミー・クリーマリー)」の(左から)ジョセピ・マイオーネさん、JD・グロスさん、カール・メドウさん

「Alchemy Creamery(アルケミー・クリーマリー)」の(左から)ジョセピ・マイオーネさん、JD・グロスさん、カール・メドウさん

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 ブルックリンのフードバザー「Smorgasburg(スモーガスバーグ)」(22 N 6th Street, Brooklyn)に今年から出店しているビーガンアイスクリーム店「Alchemy Creamery(アルケミー・クリーマリー)」が話題を呼んでいる。

黒ゴマたっぷりのアイスクリーム

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 動物性食品はもちろん乳製品も一切使用しない同店は今年4月、創始者のジョセピ・マイオーネさんを筆頭に、友人のJD・グロスさん、カール・メドウさんの3人で始動。フルーツ、野菜、茶を軸に菜食主義者や乳性品を食べられない人でも味わえるアイスクリームを提供する。

 「もともと自分が乳糖不耐症で、市販のアイスクリームには食べられるものがほとんどないため自分で作り始めたのがきっかけ」とマイオーネさん。「素材をアイスクリームにする過程は科学、魔術のようなアルケミー(錬金術)のよう」(マイオーネさん)と、同店では錬金術をコンセプトにココナツミルクをベースにいった黒ゴマやルイボス茶、ダークチョコレートとチャイ、ワサビとライムとカシューナッツ、ショウガとプラム、ハラペーニョとイチゴなどユニークな食材が、独自のアイスクリーム「ポーション(薬)」へと作り変えられる。

 6月23日で出店6週目を迎えた同店は、閉店前に3種類のアイスが全て完売する人気ぶり。黒ゴマのアイスを購入した教師のメリー・アン・スミスさんは、「甘過ぎずヘルシーだし子どもにも最適。各学校にあったらうれしい」と絶賛。ほかにも、「後からほんのり茶の味が分かるのがいい」「ビーガンアイスとは言われるまで分からなかった」など称賛の声が飛び交う。

 マイオーネさんは「スモーガスバーグにはビジネスプロモーションを目的に出店している。将来的にはレストランやグルメ食品店に卸販売できれば。限られた選択肢しかない人に選択の幅を広げてあげたい」と話す。既にレストランから声が掛かっているといい、今後の飛躍が期待される。

 営業は土曜のみで、時間は11時~18時。10月末まで。

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