ミッドタウンイーストのオフィス街でランチタイム等に店を出す日本食フードトラック「OKADAMAN」(48th Street between Park Avenue and Lexington Avenue)が、働くニューヨーカーの間で大盛況となっている。
日系企業の多い同地区ばかりか、ニューヨーク市全体でも日本食のフードトラックは初めて。オーナーのジャン・アルバートさんが「ニューヨークにおいしいお好み焼きを届けたい」と思い立ち、マスターシェフである大阪出身の「OKADAMAN」ことオカダヤスヒコさんがオリジナルレシピを開発した。
メニューは、2種類のお好み焼き(大阪風・シーフード=各8.25ドル)、焼きそば(6.25ドル)、たこ焼き(6.50ドル)、から揚げ(7.75ドル)とランチスペシャルメニュー3種類(7.5ドル~)。ツイッターなどSNSを通じたプロモーションで知名度を上げ、6月22日のオープンから店頭に並べる商品は連日売り切れ。特に12時~13時の1時間は、絶えずお好み焼きを求める長蛇の列ができる大盛況ぶりだ。
同僚2人とお好み焼きを買いに来た同地区勤務のパトリック・デソウザさんは、「昨日ツイッターで存在を知り、早速やってきた。とてもおいしそう」と笑顔。日系企業で働き、昼食は主に日本食という山本竜寛さんは、「お好み焼きのふわふわ感がアメリカ人の好みに合うか気になる。社内でも話題に上っている」と話した。
オーナーのジャンさんは「味にはアメリカ風などのアレンジは一切していない。大阪の味そのもの。いずれはミッドタウンウエストにも進出したい」とさらなる出店を目指す。
出店などの最新情報はツイッター(@OkadamanNYC)で確認できる。