ニューヨーク・クイーンズ区のロング・アイランド・シティーにある美術館「MoMA PS1」(22-25 Jackson Avenue, Long Island City)で7月7日から毎週土曜に、アウトドアシリーズ「Warm Up 2012」が開催される。
ニューヨークのみならず、ロサンゼルスやデトロイト、イギリスや南アメリカなど世界中から50組のアーティストが集まる同シリーズは、今年で15回目。同美術館中庭で音楽やDJ、アートパフォーマンスを披露、ジャンルにとらわれないユニークな「Summer Sound(夏の音)」を生み出そうという試み。
14日には、デトロイト出身の有名DJで、日本を含め25の国、200の街でライブ経験があり、プロデューサーとしても知られるテレンス・パーカーさんが登場。また期間中は、同館主催のデザインコンテスト「Young Architects Program」で優勝したHWKNさんが青のナイロン生地で作った巨大建築作品「Wendy(ウエンディ)」が展示される。
「MoMA PS1」は、1971年に現代アート美術館「P.S.1 Contemporary Art Center」として開館。2000年にマンハッタンにあるMoMA(ニューヨーク近代美術館)の一部となり、現在の名称となった。年間50以上の企画展を開き、これまでに2000人以上のアーティストの作品を展示してきた。
毎週土曜の14時~21時開催。美術館入館料込みで15ドル。9月8日まで。