ニューヨークの日本ギャラリー(145 W. 57th St.)で10月24日、書道家・武田双雲さんが主催する書道教室「ふたばの森」の門下生による企画展「Life Is・・・世界一愉しい書道展」が始まった。
6回目となる今回の展示は海外初の挑戦となり、作品数も史上最多の約230点を展示。「人生で一番大切なもの、感謝したいもの」をテーマに、さまざまな職業に就く140人の大人、90人の子どもたちの作品が飾られる。書作品には全て作者のメッセージが添えられており、会場には「皆が共感し合える自由で愉しい空間」が広がる。
「10年前に書道教室を、世界一愉しい教室にしたいという夢を持った。生徒と共にお互いの力を高め合うことで、世界中の人々を愉しませたいという新しい夢が生まれた。そして今回の展示はそのスタートになる。見てくれた方の人生がよりハッピーになることを願う」と、武田さんは語る。
展示会を訪れていたイギリスからの旅行者キャシー・スタジッカーさんは「日本語はよくわからないけど、芸術作品としてみても非常に美しい」と興味深そうに作品を眺めた。夫のバリーさんは「展示会のテーマとなっている『人生で一番大切なもの、感謝したいもの』は、国は違っても共感できるところがある」と話す。
作品は前期(24日~26日)と後期(27日~31日)に分け、途中で作品を入れ替える。展示会は今月31日まで。
開催時間は10時~18時(金曜は13時、土曜は17時、水曜は14時まで)。日曜休館。入場無料。今月31日まで。