11月6日、米大統領選で民主党のオバマ大統領が、共和党ロムニー候補を破り、2期目の再選を果たした。この日、ニューヨーク・エンパイアステート・ビルディングは星条旗にちなみ、赤・白・青で彩られた。
タイムズクエアにはニューヨーク市民が集まり、当選結果を見守った。オバマ大統領への支持率が高かったニューヨークでは、23時にもかかわらずオバマ大統領の勝利と共に歓声が沸き起こり、踊り出す人や、抱き合う人など、おのおのがニューヨークらしい喜び方で再選を祝った。
マンハッタン在住のポールさん(27歳)は「始めからこうなることは確信していたが、あらためて結果を聞いて安心した。今までのオバマ大統領は高所得者から税金をたくさん取り、それを分け与えて国で助け合っていく方針だった。でも、これからはどうしたら国全体がもっと豊かになるかを課題にして頑張ってほしい」。ブルックリン在住のアニーさん(35歳)は「最近、ニューヨークではいろいろなことがありすぎた。特にハリケーンではたくさんの人が被害に遭い、つらい思いをした。しかし、ハリケーンや大統領選があったことで、ニューヨーク住民は一段と団結し、一つになれた気がする。ニューヨーク住民であることを誇りに思う」と話す。
今後、オバマ大統領の手腕に多くのニューヨーク市民の期待が寄せられている。