ニューヨーク・ロングアイランドシティーの「Resobox Gallery(レゾボックス・ギャラリー)」(41-26 27th St. Long Island City)で11月3日、スタンリー・バーンズさんが30年掛けて収集した芸者写真の企画展「Geisha: The Golden Years 1870-1890」が始まった。
バーンズさんは娘のエリザベスさんと共に30年にわたり日本各地で写真を収集し、アルバムを作成してきた。貴族写真や、庶民を撮ったもの、日露戦争の写真など2000枚以上のコレクションを所有する。スタンリーさんは1978年から手彩色写真をさまざま場所で展示してきたが、原本を展示するのは今回が初めてとなる。
「西洋人の多くは、芸者は売春婦だと間違った認識をしており、その概念を取り払うと同時に芸者の本質を理解してほしいという思いがあり、今回の展示を決めた」とバーンズさんは話す。「私の中で芸者はアーティストとして捉えている。ダンスや音楽、詩、絵画、物語など彼女たちの真の姿と洗礼された作法や教育を見せたい」と語る。
営業時間は12時~18時(土曜・日曜は17時まで)。火曜定休。入場無料。今月12日19時~21時にはオープニングパーティーを開き、お茶会も催す。12月2日まで。