ニューヨーク州都市交通局(以下MTA)は、ニューヨークの歴史を感じられるビンテージバスの運行をホリデーシーズン限定で始めた。バスは42ストリートと12番街を出発し、ルートM42を走行する。
運行するのは1949年~1984年に走行されていたものや、ニューヨークで初めてエアコンが導入された1956年のバスなど。現代のバスと比べると快適さや性能は落ちるが、古き良き時代を懐古できるレトロな雰囲気に、多くの乗客が魅了される。
MTAのアイリック社長は「ニューヨークのトランスポーテーションには長い歴史がある。私がMTAで働き始めた当時は運転手だった。バスのサービスが向上したことで、利用者にとって便利な交通手段が確保され、運転手も働きやすくなった。バスを通してニューヨークの歴史の流れを感じている」と話す。
運行は、月曜~金曜の8時30分、11時30分、14時30分にそれぞれ42ストリートと12番街から出発する3本。運賃は2.25ドル、またはメトロカードで乗車可能。天候によって運休。6番街の35ストリートと14ストリートでは、バスの展示も行っており、写真撮影できる。