ニューヨーク市が昨年12月から先月7日まで投票を受け付けていた、ニューヨークで使うと便利な携帯用アプリケーションのコンテスト「NYC BigApps(ビッグ・アプス)」の第1回受賞式が2月4日、IACビルディング(555 W 18th Street, New York)で行われた。
受賞式では、9人の審査委員とニューヨーク市の職員、アプリケーション開発者、事前に募った50人の一般客のほか、受賞者と夕食会を開くマイケル・ブルームバーグ市長も出席し、投票結果と審査員が選ぶ4つの賞を発表。賞金総額20,000ドルを受賞者に手渡した。
NY市が開示した、街中に設置されたライブカメラやイベント情報などをもとに開発、出品された80アプリの中で、「最も優れたアプリケーション」賞グランプリには、ビクター・シマさんとスティーブン・ラオさんによる、NYの地下鉄とNY とニュージャージーを結ぶパストレインの駅を、携帯の搭載カメラを使って探し出すAndroid OS携帯用アプリ、「Way Finder NYC」が輝いた。同アプリは「データビジュアリゼーション」賞にも選ばれ、両賞合わせ賞金7,500ドルを獲得した。2位には、NYのタクシー乗車体験をツイッターなどでライブコメントするWebベースのアプリ「Taxihack」、3位に、市内の学校検索、比較、ランキング、などの情報を取得できるiphone用アプリ「Big Apple Ed」が選ばれた。
このほか、「投資者チョイス」賞と市民の投票から選ばれる「ポピュラーチョイス」賞グランプリには、インド系アメリカ人3人が設立した「Onederr Inc.」による、イベント・交通情報などNYの生活に役立つ情報が簡単に検索できる約30種類のアプリを一つにまとめた「NYCWay」などが獲得した。
NY市は今年、規模を拡大した第2ラウンド「NYC BigApps 2.0」開催を予定する。