ヘルズキッチンに今年オープンしたばかりの、ロンドン発の中華レストラン「Hakkasan New York(ハッカサン・ニューヨーク)」(311 West 43rd St.)が、モダンな本格中華を提供する店として、ニューヨーク市民の間で人気を集めている。同店にはミュージカル開始前に立ち寄る客も多く、評判を呼んでいる。
「Hakkasan」は高級モダン中華レストランとしてロンドンで人気があり、世界中にファンを持つ。アメリカ国内ではマイアミに続いてのオープン。サンフランシスコ店は12月、ラスベガス、ロサンゼルス店は2013年にオープン予定。ロンドン店、ドバイ店は過去に世界のレストラン50選に選ばれたこともあり、ニューヨーク店ではオープン直後にミシュランガイド2013年版で1つ星を取った。
店名はオーナーゆかりの中国の遊牧民Hakka族に由来しており、アジアンモダンな店内では本格中華料理を振る舞う。メニューは色とりどりの点心を並べたジュエリーボックスのような「Hakka steamed dim sum platte」(24ドル)や、柔らかいカモ肉を使った「Crispy duck salad」(26ドル)など。デザートは蒸篭(せいろ)に入ったマカロン(12ドル)や、最も旬なフルーツを盛り合わせた「Exotic fruit platter」(20ドル)が人気。ニューヨーク店でしか出さないメニューもあるため、各地からファンが訪れる。
ハイセンスで落ち着いた店内には、パーティースペースや200種類以上のワイン、日本酒、カクテルをそろえたバーカウンターもある。プリフィクスはランチが29ドル、ブランチが39ドルで提供。
営業時間は、ランチ(平日のみ)=11時30分~15時、ブランチ(土曜・日曜)=11時30分~15時、バーメニュー=15時~17時30分、ディナー=17時30分~23時(木曜~土曜は24時、日曜は20時まで)。