2月3日、米ナショナル・フットボウルリーグ(NFL)の最終戦である「Super Bowl」を目前に、ニューヨーク市民も全米最大級のスポーツイベントに向けてお祭りムードが加熱している。今年はサンフランシスコの「49ers」とボルチモアの「Ravens」が決勝へ進み、両チームの監督が兄弟という異例の対戦となることで注目が集まっている。
スーパーボウルは毎年2月の第1日曜に開催され、「スーパーボウル・サンデー」と呼ばれる。毎年40%を超える視聴率を記録し、街から人がいなくなると言われているほどの人気スポーツ。ニューヨーク市内でも各ウェブサイトで「ゲームプラン」「どこでスーパーボウルを観戦するか」など、大スクリーンでファンが集まって観戦する場所の情報を提供する。
ニューヨークでは2010年の第44回大会でニューヨーク・ジェッツのドーム球場を新設し、会場となる計画があったが、新設が白紙となり、別の開催地に変更された。しかし、2014年の「Super Bowl XL VIII」ではニューヨーク近郊のニュージャージーに建設された「MetLife Stadium(メットライフ・スタジアム)」(One MetLife Stadium Drive, East Rutherford, NJ)で開催されることが決定した。会場は平均気温10度以上という条件を満たす必要があるが、同地区の2月の平均気温はマイナス4度という寒冷地であることから、過去の例から考えると極めて異例の決定となった。
スーパーボウルの大ファンだというニューヨーク在住の女性は「一大行事のなので、その日のために早速今日はユニホームと顔のペイントを買いにいく予定。Go 49ers! 来年は会場がすぐ近くになるし、ぜひ見に行きたい」と話した。