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NYが緑一色に-「セント・パトリックスデー」迫り、街お祭り騒ぎに

昨年のセント・パトリックスデーの様子

昨年のセント・パトリックスデーの様子

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 アイルランドにキリスト教を伝えた聖パトリックの命日を祝う祭日「セント・パトリックスデー」を3月17日に控え、アイルランド系移民の多いニューヨーク市内は現在、祭りモードになっている。

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 すでに数週間も前から、週末には「緑」を身に着けた人々が街やバーにあふれ、ニューヨーカーがイベントに向け盛り上がりを見せている。今年で252回を迎える世界最大規模のパレードは、前日の16日に開催。1762年、イギリスの軍隊として独立前のアメリカに出兵していたアイルランド兵が、祖国を思いながらニューヨークの街を行進したのが始まりで、現在は5番街を44丁目から86丁目まで北上する。毎年マーチングバンドなどを中心とした15~20万人以上がパレードに参加し、約200万人の見物客が集まることで知られている。

 市内ではアイリッシュパブだけでなく、さまざまなバーがイベントを開催しており、数店舗にわたってはしご酒ができるチケットも販売されている。参加者はアイルランド系移民に限らず、人種を越えてアイルランドの伝統的祭日を祝う。

 ニューヨーク在住の日本人男性は「今年はセント・パトリックスデーに参加して、いろいろな場所で飲んで騒ごうと思っていた。しかしWBCで日本が準決勝進出を決めて、試合は17日。こうなったら、16日にバーを渡り歩いて、17日は少し飲んでから応援モードに切り替えようと思う」と話した。

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