JFK Rotary Clubは、ニューヨークのクイーンズ地区に位置する空の玄関口ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK Access Road New York)で4月14日、毎年恒例となる「Run on the Runway(ラン・オン・ザ・ランウエー)」を開催する。
同レースは同空港のメーン滑走路を利用するユニークな5キロマラソン。1972年4月に始まった当初は、同空港の敷地内に唯一建つホテル「ラマダ・プラザホテル」の駐車場をスタート地点とし、滑走路を回ってから再び同ホテルに戻るという10キロのコースが使われた。しかし、公道部分でのトラフィックの問題が大きくなり、2002年から滑走路のみの5キロのコースに変更された。
イベントは第1回から中止することなく毎年開催されており、2001年9月11日に起こった米同時多発テロの翌年も、入念なセキュリティーチェックを行った上で開催された。空港内には滑走路が5本あるが、レースが開催される日曜の朝は離着陸する飛行機の本数が少ないために、メーンの滑走路を一時的に閉鎖しても、通常運行に支障はないという。
レースは募金活動のために行い、集められた基金は奨学金のサポート、医療体制が十分に整っていない国々での心臓手術の援助、障がいを持つ子どもたちのためのクリスマスパーティー開催などに充てられている。同基金を利用して2005年に同空港のデルタ空港ターミナルで行われたクリスマスパーティーでは、300人以上の障がいを持つ子どもたちが集まり、交流を深めた。
レース開始は9時。オンラインでの事前参加登録は12日の23時59分まで。当日の飛び入り参加も可能で、受付時間は7時~8時15分。参加費は、一般=25ドル、18歳以下の学生=19ドル、当日参加=30ドル