5月12日、ニューヨークのセントラルパークで「Japan Day@Central Park 2013(ジャパン・デイ・アット・セントラルパーク 2013)」が行われた。今年で7回目となる同イベントは、日本文化紹介を通じた日米市民の交流促進が目的。前日には激しい雷雨が起こるなど天候が心配されたが、当日は絶好の天気の中でのイベント開催となった。
8時にスタートした4マイルレース「Japan Run」では参加者が爽やかにパーク内を快走。男性2573人、女性2223人と合計4796人の完走者を出した。フードテントでは8店舗が豚骨ラーメンやお好み焼きなど、「自慢」の日本食を無料で提供。11時30分の開始前から各店舗には行列ができ、全ての店舗で終了予定時刻を待たずに売り切れ状態になるほどの大盛況となった。
アクティビティーテントでは顔に歌舞伎隈(くま)取りをしたり、浴衣の試着をしたりと、参加者は普段なかなか触れることのできない日本の伝統文化を満喫した。ステージでは19組のアーティストがパフォーマンスを行った。今年の目玉企画となった外国人のど自慢企画「GET JAPANIFIED」では日本のテレビ番組でおなじみのクリス・ハートさんやニコラス・エドワーズさんが出演。美しい歌声で日本語の曲を歌い上げた。
エドワーズさんは「大好きな日本の歌を大勢のニューヨーカーの前で歌うことができてとても誇りに思う。今は日本を拠点に活動しているけど、これから米国人として日本文化の素晴らしさをもっと世界に伝えていきたい」と話した。
16時30分のフィナーレを迎えるまで人だかりは絶えることなく、延べ4万5000人以上が来場。桜の植樹用に募った寄付金の総額は1万2,000ドルに上り、セントラルパーク・コンサーバンシーへ送られる。