アメリカ大手の百貨店「Macy's(メーシーズ)」は、毎年7月に開催する独立記念日の花火大会のコンセプトやショーの総括的なデザイン、音楽の演出で、R&Bシンガー・ソングライターのアッシャーさんとコラボすることを発表した。
今年で第37回目となる同ショーは毎年7月4日のアメリカ独立記念日にハドソン川沿いで4万発の花火を26分間打ち上げ、初夏のニューヨークを盛り上げる一大イベントで、全米一の規模の独立記念日の花火大会としても知られる。
今年は「It Begins with A Spark(イット・ビギンズ・ウィズ・ア・スパーク)」と題し、5000万枚以上の売り上げ記録を持ち、8つのグラミー賞受賞をした世界的スターのアッシャーさんと「夢のコラボ」が実現する。アッシャーさんは今年2月に入りメーシーズの花火デザインチームとミーティングを始め、ショーの総括的なデザインのアイデアやインスピレーション、ディレクション、音楽の演出イメージなどを指揮し、全体的なショーの方向性を率いる。
同ショーのエグゼクティブ・プロデューサー、エイミー・クールさんは「今年のメーシーズの花火は夜空に浮かぶ巨大なパーティーを演出し、ハドソン川沿いに集まる観客はじめ、テレビを通しアメリカ全土のビューアーを魅了すると思う。1976年に始まって以来、規模も大きくなりアート性も高まってきたこのイベントが、今回はアッシャーさん独自が持つアート感覚と芸術性の初のコラボにより、より素晴らしいエンターテインメント・ショーとして見せることができると思う」と話した。
アッシャーさんは「国内で一番大きいメーシーズの花火を自分流にデザインできるのが楽しみ。アーティストとして新しいフィールドで想像力をかき立てることは大切だと思う。今回のショーの曲作りや花火のデザインをすることで、新しい表現方法がまた発見できると思う。独立記念日はみんなで自由を祝う日だから、自分が作った音楽とデザインしたビジュアルでこの国のエネルギーと情熱を表現したいと思う。究極のインディペンデンス・デー・パーティーを観客にサプライズで届けたい。カウントダウンが待ち遠しい」と話す。
ショーでは、ポップからソウル、カントリー、エレクトロニックダンスなど幅広いジャンルの音楽をミュージカル風に花火とともに打ち上げるほか、アメリカ・ザ・ビューティフルや米国歌、ゴッド・ブレス・アメリカ、アッシャーさんのトップ曲なども演出に組み込まれる予定。