ニューヨークの日本クラブ(145 West 57th St.)で12月14日、着物をテーマにしたホリデーパーティー「Cool Japan 着物で遊ぼう!」が開催された。着物の魅力を見直そうという趣旨で開催され、ニューヨーク在住の日本人を中心に約100人が参加した。
同イベントは着物での参加を事前に呼び掛けており、多くの参加者が自前の着物を着用した。着物を持っていない人には無料貸し出しも行い、普段着の上に着物を羽織りカジュアルに着崩すなど、普段とは違う着こなしを楽しみながら記念撮影する姿が見られた。
会場内では12月の季節にふさわしいクリスマスソングを中心としたジャズや、同イベント主催者の梶原重秋さんが尊敬するというビートルズの曲の生演奏などが披露された。プロのメーキャップアーティストによる着物に合うメークの講演も行われ、女性が熱心に聞き入っていた。
メーンイベントでは着物ファッションショーが行われ、日本人だけではなく来場したアメリカ人も参加。それぞれが個性的な着こなしを披露し拍手が沸き起こるなど盛り上がりを見せた。当日ファッションショーに参加したユウスケさんは「着物というと敷居が高いイメージがあるが、今日のように皆さんが着物の常識にとらわれない着崩しを見せ合ったりしてファッションに生かせるヒントをもらえた。ニューヨークならではの自由な発想を取り入れたこのようなイベントはとても面白い」と話していた。