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NYに日系ケーキ店「松之助」オープン-日本から逆輸入のアップルパイなど

日本人が作り出す繊細な味のアップルパイ

日本人が作り出す繊細な味のアップルパイ

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 アメリカのスイーツを日本から逆輸入しようと試みるケーキ店「Matsunosuke」(58 W. 8th St.)が1月2日、ニューヨークのグリニッジ・ビレッジにグランドオープンした。

Matsunosukeの写真

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 同店では材料から製作工程までこだわり、日本で販売しているケーキやパイと同じ味を再現。市販のものとは異なりバターを加えた同店のパイは、サクサクで香り豊かな焼き上がりが特徴。ふわふわな食感が特徴的なシフォンパンケーキは、注文が入ってから材料を混ぜ合わせて調理する。名前の通りシフォンケーキのような柔らかい食感で繊細な味を表現する。店内では、数多くのパイやシフォンパンケーキのほか、昨年ニューヨークに開店した「一保堂」のほうじ茶も併せて提供する。

 オーナーの平野顕子さんは、米国留学中に師事したシャロル・ジーンさんが作るニューイングランド地方の伝統菓子に魅せられ、日本人好みのテイストを持ったジーンさんのケーキに改良を加え、帰国後に料理教室「平野顕子ベーキングサロン」を開いた。2000年に京都の高倉に「カフェ&パントリー松之助」、2004年には東京の代官山に「MATSUNOSUKE N.Y.」をオープン。代官山店に「N.Y.」とつけたのはいつかニューヨークに店舗を持ちたいと夢見てのことだった。

 同店ペストリー・シェフの山本さんは、平野さんと共にニューヨークでの出店を夢見て代官山店で修行を積んだ。「アメリカで日本人の作るアメリカンスイーツがどれくらい受け入れてもらえるかが挑戦。日本人が作ると繊細な味が表現できることを伝えたい」と意気込む。

 平野さんは「石の上にも3年ということわざがあるように、じわじわと浸透し、一人でも多くの人に知ってもらえたらうれしい。値段は少し高めだが、それだけの自信作を提供しているので、まずは店に来てもらえれば」と呼び掛ける。

 営業時間は8時~18時(日曜は10時~16時)。テークアウトも可能。

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