ブルックリンのライブスペース、シェイプシフター・ラボ(18 Whitwell Place, Brooklyn)で12月1日、エボラで両親を失った子どもたちのための施設建設を目的としたチャリティーコンサートが開催される。
同イベントはジャズベーシストとして、ニューヨークで活躍している中村照夫さんがプロデュース。中村さんは20年以上にわたり、エイズやホームレスの赤ちゃん救済などを目的としたコンサートを開いてきた。
今回のエボラ出血熱での犠牲者は5000人に上り、3700人以上の子どもたちが両親を亡くして孤児となっている。子どもたちは感染を恐れる親族から引き取りを拒否され、十分なケアが受けられず汚染された家の中や路上での生活を余儀なくされている。
中村さんは一刻も早い孤児院建設のため、「セーフティ・チャンネル」の創立者ヨベット・マーキーさんや実力派ミュージシャンと資金集めのコンサートを行う。集められた募金はリベリアの教会と医療機関に送られ、医療機器や薬品、飲料水、子どもたちの施設建設に使われる。
イベントを行うにあたり、中村さんは「多くの人にエボラの現状を知らせ、偏見と無知に挑戦することが、世界的な伝染病と戦う力になると信じている」とコメントする。
開催時間は19時~21時30分。料金は15ドル+ 寄付。