未来のニューヨークを走る、タクシー開発プロジェクト「タクシー・オブ・トゥモロー」のコンペで、最終候補の3車種が発表された。
ニューヨーク市のタクシー・アンド・リムジン委員会が2007年に始めた同プロジェクトは、昨年12月に各自動車メーカーを対象に新型タクシー企画案を募集。今回の発表では、最終候補に選ばれた「フォードモーター」、「カルサン USA」「北米日産」の3社が提案するデザインを公開した。
1万3,237台のタクシーが走るニューヨーク市では現在、ハイブリット車3,983台、天然ガス自動車5台、クリーンディーゼル車17台が運行。同プロジェクトでは、安全性の向上、低燃費、耐久性、快適性などの面で優れたタクシーを求める。
最終審査は、ニューヨークに暮らす住民による一般投票で実施。タクシーの利用頻度や重視する機能などのアンケートを含め、車のデザインを5段階で評価。投票者には抽選で、1年間のタクシー無料乗車(上限5,000ドル)をプレゼントする。
投票結果は2011年年始の発表を予定し、最優秀作品はニューヨーク市のために初めて特別注文された新車両として、2014年の秋までには市内を走る予定。