ニューヨークのタイムズスクエアで2月9日、バレンタインをテーマにしたパブリックアート「タイムズスクエア・バレンタイン」の展示が始まった。
今年で3回目を迎える同イベント。タイムズスクエア・アライアンスが主催するパブリックアート・プロジェクトの一環として、アーティストからバレンタインがテーマの作品を募集した。
展示作品は、今年優勝したブルックリンを拠点とするアート集団「Freecell」による「LightHearted」。アルミ製の輪と真っ赤な折り目の粗い生地から成る5つの骨組みを、放射状に組み合わせた構造で、5人で下から持ち上げると直径3メートルのハート型に変形、夜間は反射素材のためライトアップできれいに輝く。
今回の展示を前に、Freecellは展示期間中にオブジェを持ち上げるボランティアをウェブサイトで募集。10日間の展示で、1人あたり15分、計2,600人以上を想定し、参加を呼びかけている。
「バレンタインは恋人や家族、地域など、人と人の関係・つながりを表すもの。共同で大きなハーとを作ることで、つながりを表現している」とFreecellのローレンさん。通りすがりに興味を持った観光客や地元住民の飛び込み参加にも快く対応していた。
事前に登録をしてテキサスから訪れたアーロンさん、リリアさん夫婦は「昨年エンパイアステートビルのバレンタイン企画で結婚式を挙げた。結婚記念日は毎年NYで特別なことをしたくて、今年はこの大きなハートで祝いたい」と、特別な日を目前に笑顔で話した。
展示時間は11時30分~21時30分。今月20日まで。