昨年3月の発表以来話題を呼んでいた、イギリス発ヨーロッパ版カプセルホテル「ヨーテル(YOTEL)」(570 10th Avenue, New York)が、ヘルズキッチン地区にオープンし注目が集まっている。
ロンドンのガトウィック空港とヒースロー空港、アムステルダムのスキポール空港で展開する同ホテルは、宿泊ルームを「キャビン」と呼び飛行機のファーストクラスをイメージしたサービスを提供するカプセルホテル。
空港以外での初出店となるNY店では、全室の広さ約19平方メートル以下の669室を用意。無料Wi-Fi、朝食、モンスーンシャワーなどを含むスタンダードルーム「プレミアムキャビン」、プレミアムキャビンにキングサイズベッドを備えた「ファーストキャビン」、プライベート屋外テラス付きの「VIPキャビン」から成る。チェックインは、空港のようなキオスク式コンピューターで行う。
ハイテクホテルをうたう同ホテルには、世界初となる荷物管理ロボット「YOBOT」も設置。チェックアウト後に荷物を預けたい客は、ロビーの小窓に荷物を入れるとロボットアームが荷物を運びストレージに入れる仕組みになっている。
YOTELのジェラルド・グリーンCEOは「高いのに退屈なホテルを改善するため、先鋭的で斬新なデザインを使って豪華さ、楽しさ、快適さが合わさった、ホテル産業を一新するホテルにしたかった」とコメント。
ホテル内には、テーブル席に掘りごたつを使い、名前を相撲に由来したレストラン「Dohyo」のほか、会議、映画鑑賞、パーティーなどに使える多目的スペース「Studiyo」、DJブースとバーを備える「Club Lounge」など、宿泊以外にも充実した内容のサービスを提供する。
料金は149ドル~。