10月に入り、月末に控えるハロウィーンに向けのショップが続々オープンし、年に一度の大イベントの流行と傾向が見え始めている。
全国小売連盟(NRF)の調査によると、今年のハロウィーン関連商品の消費支出は総額69億ドル(約5,300億円)とされ、昨年の58億ドル(約4.500億円)を上回ると予測。2005年の2倍の売り上げに値し、過去最高になると推測される。
ニューヨークでは、アメリカのハロウィーンショップの中でも最大規模の「Spirit」が、マンハッタンのチェルシー(55 W 25th Street, New York)に巨大ポップアップショップを初オープンし、早くも買い物客でにぎわっている。
「『グリーンランタン』『キャプテン・アメリカ』『マイティーソー』など、スーパーヒーロー系コスチュームについて訪ねられることが多い」と同店スタッフ。今年はアメコミの映画化が続いたことから、ヒーロー系キャラクターの人気がうかがえる。
店頭にはアメリカで人気再来となった「スーパーマリオブラザーズ」のほか、映画が人気の「スマーフ」、携帯アプリの「アングリーバード」、バービー人形で有名なマテル社のオリジナル人形「モンスターハイ」など、子どもから大人を対象とした話題のキャラクターコスチュームも多い。
そのほか、奇妙な言動からお騒がせ俳優として名高い俳優のチャーリー・シーンさんや、隠し子騒動で話題になった、元カリフォルニア州知事アーノルド・シュワルツェネッガーさんなどの衣装や小物、フェースマスクも見られ、実在する著名人をテーマにした仮装も今年の傾向として現れているようだ。