飲料メーカー「Red Bull(レッドブル)」が主催する音楽イベント「Red Bull Music Academy(レッドブルミュージックアカデミー)」の、今年の開催地がニューヨークに決まった。
「アカデミー」と称する同イベントでは、世界中のミュージシャンや音楽プロデューサーが集い知識を交換。ワークショップやレクチャー、コンサート、クラブナイトなども含めたさまざまなイベントを、3日間にわたり開催する。
1998年に始動して以来、毎年恒例となった同イベントは、ロンドン、メルボルン、ケープタウンなど世界各都市を開催地として回る。昨年は東京での開催を予定していたが、震災の影響により急きょスペイン・マドリッドに変更となった。
今年は「数多くのミュージックムーブメントを生み出した、地球上で最も象徴的な場所、ニューヨーク」として、ニューヨークを15回目の開催地に決定。NYの各区を利用し、5週間分に相当する充実した内容での開催を予定する。
イベント主催者側は、1920年代に流行したハーレムのジャズシーン、ヒッポホップ発祥となったブロンクスのブロックパーティームーブメントをはじめ、ロックンロールエクスペリメンタリスト、エレクトロニックミュージックの発展、ライムライト、パラダイス・ガレージ、CBGBといった伝説のベニューに加え、現在も同地を代表するカーネギーホールまで存在するニューヨークの街柄は、ほかに比較できないと説明。「今でも多くの国内外のアーティストを魅了する街」と表している。
同イベントでは、参加ボーカリスト、ミュージシャン、プロデューサー、演奏家、DJを募集する。参加希望者は2月2日から登録を始め、4月2日までに作品を提出する。
開催期間は9月30日~11月2日。