カリフォルニアのコーヒーチェーン「The Coffee Bean & Tea Leaf(ザ・コーヒービーン&ティーリーフ)」がマンハッタン3店舗目をオープンし、ニューヨークで急速な展開を見せている。
焙煎(ばいせん)にこだわったコーヒー豆や良質の茶、ホルモンや抗生物質フリーの食材を使っていることで人気の同チェーンは、南カリフォルニアを中心に全米8州でフランチャイズ展開する。海外でも中国、韓国など東アジアやオーストラリア、中東、東南アジアなど22カ国に進出し、昨年8月にミッドタウンの初店舗(1412 Broadway)でニューヨーク進出を遂げた。
ニューヨークでは、各エリアの客層や土地柄に合わせたショップでフランチャイズ展開。観光客が多いミッドタウンでは、奥行きのある店内にたくさんのテーブルを設けたショップをオープンした。
昨年12月にはアッパーウエストサイド(UWS)のアムステルダム・アベニューに出店した2店舗目(532 Amsterdam Avenue)では、地階にレンタル可能なイベントスペースを設け、おもちゃやゲームを取り入れたキッズルームも設置するなど、家族向け、多目的に利用できる店舗として展開している。
今回オープンした3店舗目も、UWSのコロンバス・アベニュー(392 Columbus Avenue)に出店。セントラルパークや自然史博物館からも近く旅行者も多いエリアに、40席を用意するパティオ(今春から)も設ける。「地域のハブ」として、ジョギングする人や観光客の休憩場所としての機能を目指すという。
いずれの店舗でもローカルベーカリーと提携し、人気の「プレッツェルドーナツ」や「ハラペーニョベーグル」を提供するほか、オートミールのバーも用意する。
同チェーンでは今後、アップタウンを中心に6~10店舗の出店を予定している。