ニューヨークのヘルズキッチンに3月1日、ゲイの宿泊客をターゲットにしたデザイナーズホテル「The OUT NYC(アウト・ニューヨーク)」(510 W 42nd Street, New York)がオープンした。
「The OUT NYC(アウト・ニューヨーク)」の客室(関連写真)
タイムズスクエアで知られる、42丁目の10番街と11番街の間に完成した同ホテルは、同性婚が合法化されたニューヨーク初となるゲイ専門ホテル。「ストレート・フレンドリー」と銘打ち、ストレートの宿泊客も歓迎する。
105室から成る客室は、スペリオルからワンベッドルームスーツまで5スタイルの部屋を備え、1泊 250ドルから。8人でシェアするホステルタイプ(99ドル)の部屋も用意するなど、バラエティーに富んだ宿泊スタイルから選べる。
ホテルのアメニティーには、ダンスフロア2つとフルステージを設けた、1300平方メートル以上の広さを持つナイトクラブ「XL(エックスエル)」を併設。5月にオープン予定のレストラン「Kitchen(キッチン)」では、クラシックでありながら高級感あふれるアメリカ料理を提供する。460平方メートルのウエルネスセンターにはスパやジム、サウナも備える。
中庭にガラス張りのプールを備える「スパデッキ」、竹の絵が施され読書に最適な落ち着いた空間の「竹ガーデン」、結婚式やカクテルパーティーに便利な芝生エリアを設ける。会議室やケータリングサービスも提供し、多目的なスペースの「都会のリゾート地」をコンセプトに展開する。