2月28日のニューヨーク寄港で正式名が発表されたディズニーの新クルーズ客船「Disney Fantasy(ディズニー・ファンタジー)」の全容が明らかになった。
今夏から新航路に追加されるニューヨーク航路の出発地「マンハッタン・クルーズターミナル」(ピア88)に寄港したディズニー・ファンタジーは、ウォルト・ディズニー・カンパニー4隻目の豪華客船。3月6日に母港のフロリダ州ポートカナベラルに到着した同船は、3月31日に処女航海を控え、7日間のカリブの旅を主に運航する。
14階建て、1250の個室に4000人の乗客と1450人の乗員を乗せる13万トンの大型船。ダイニングルームには新しいショー「アニメーション・マジック」も導入。乗船客がランチョンマットに書いた絵が、ディズニーアニメとなって動き出すハイテクショーがハイライトとなっている。
ほかにも、姉妹船「ディズニー・ドリーム」でも見られる水がテーマのアトラクション「AquaDuck(アクアダック)」や初登場となる「AquaLab(アクアラボ)」、新ミュージカル2作、ヨーロッパをテーマにしたナイトクラブ「Europa(ユーロパ)」など、新しいエンターテイメントが船上で楽しめる。
「ディズニー・ファンタジーは私たちの船団にいっそうの華やかさを加えた。ディズニー・クルーズ・ラインの斬新で創造性、芸術的な特質に特化している」とウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOはコメントする。
同社では5月、ニューヨーク航路の運航開始も予定。マンハッタンのピア88を出発しバハマとカナダの2ケ所を終着地として計20回のクルーズを予定する。