ミッドタウンの「ジャコブ・K・ジャビッツ・コンベンションセンター」(655 W 34th Street, New York)で現在、ヨーロッパ・アメリカ最大の玩具のコンベンション「American International Toy Fair―アメリカン・インターナショナル・トイ・フェア」が開催されている。
今年で107回目となる「玩具産業協会(TIA)」主催の同イベントは、最新玩具の展示や「トイ・オブ・ザ・イヤー」授賞式、安全対策の更新、玩具のトレンド公開などを含む催し物を4日間にわたり行繰り広げる。世界100カ国から1,100以上のメーカー、販売業者などが集まり、各社が誇る約10万点を展示し、7,900以上の小売店が訪れる。来場者は3万2,000人に上る大規模な恒例イベント。
アメリカからは「Disney-Pixer(ディズニー―ピクサー)」が映画「Toy Story 3」のキャラクター人形など250以上の新作を出品、そのほか「LEGO(レゴ)」「Fisher-Price」などの大手から中小のメーカーまで参加する。日本からは「SEGA TOYS」などが参加し、今年のホリデーシーズン用の新商品などを展示。香港に本部を置く「Techno Source(テクノソース)」は、今年30周年を迎える「Rubik’s Cube(ルービックキューブ)」の新作で、パネルをスライドするパズル「Rubik’s Slide(ルービックスライド)」を発表した。
玩具産業界のオスカー授賞式としても知られる「トイ・オブ・ザ・イヤー」授賞式では、12部門80以上の候補から「ベスト商品」を選出。昨年発表されたセピア社のロボットハムスター「Zhu Zhu Pets(ズーズーペット)」が「トイ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたほか、「女児玩具」「イノベーティブ」の2部門で大賞を受賞し、その人気ぶりが評価された。
「ズーズーペット」は今春、日本のセガトイズが発売することが決まっている。