ニューヨークを代表するアートスクールの一つ「ファッション・インスティチュート・オブ・テクノロジー(FIT)」で2月19日、日本独特のスタイルを集めたファッションショー「Tokyo Fashion Festa(東京ファッション・フェスタ)」が開催された。
同イベントは、近年東京を中心に、日本のストリート文化として誕生し女性の間で流行している「ロリータ」や「ゴスロリ(ゴシックロリータ)」「ギャル」など、海外では珍しいファッションスタイルを紹介。「h.Naoto(エイチ・ナオト)」の衣装を着たヴィジュアル系歌手、MOAさんの歌をバックに、「Alice and the Pirates(アリス・アンド・ザ・パイレーツ)」や「Baby the Stars Shine Bright(ベイビー・ザ・スターズ・シャイン・ブライト)」など、ロリータ、ゴスロリファッションを代表するブランドのほか、今回オリジナルラインがNYデビューとなるギャルファッションブランド「Madame Killer(マダム・キラー)」などが登場した。
9月17日からFITで開催が予定されている展示会「Japan Fashion Now(ジャパン・ファッション・ナウ)」に先駆け企画された同イベントでは、「モーニング娘。」「hide」「Hangry & Angry」など日本のミュージーックパフォーマンスもビデオ上映。ファッションに音楽シーンも加え、原宿・渋谷・秋葉原で生まれる現代の日本文化を紹介した。
会場には、今回紹介されたブランドの服に身を包んだ、多くのアメリカ人女性ファンが訪れ、かわいい大使・青木美沙子さんの登場や、ランウェイの華やかな衣装に歓声があがった。ファンのひとり、アレーナさんは「友だちの雑誌を見て以来ゴスロリファンになった。今日は夢の様な時間を過ごせた」と、イベント終了後興奮気味に話した。