ニューヨーク市は太陽光発電を利用した携帯電話やタブレットの充電器「AT&T Street Charge」の無料サービスを開始した。現時点ではユニオンスクエアなどの4カ所に設置されており、夏の終わりにはマンハッタン近郊に25カ所設置される予定。
同充電器は昨年被害をもたらしたハリケーン「サンディ」で市内が停電になったことなどから、大手通信会社のAT&T社、太陽光発電の開発で知られるGoal Zero社、ブルックリンベースのデザイン会社Pensa社の3社により合同開発された。AT&T社の加入者をはじめ、Apple社のiPhoneやタブレット、マイクロUSB端子に対応するスマートフォンやタブレットの充電ができる。
AT&T社は2年前にマンハッタン近郊26カ所の地下鉄で無料Wi-Fiサービスを開始、昨年にはニューヨーク初の地下鉄モバイルサービスを開始するなど、ニューヨークの通信環境を進化させ続ける先駆者としても知られる。
同サービスを利用したニューヨーク在住のデザイナーは「エコで便利なこのサービスはとてもニューヨークらしい。デザイン性にも優れていて、さすがと思う」と話した。
設置箇所はAT&Tのウェブサイトで確認できる。