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インタビュー2018-04-06

日本からNYブロードウエーに挑戦するダンサーに聞く
ー渡米してブロードウエーを目指すまで

一ダンサーからブロードウエーを目指すまで

"two is better than one"を演じる渡邊さん

—ダンサー/役者を目指したきっかけ、渡米したきっかけを教えてください。

幼い頃に母にミュージカルを観に連れて行ってっもらい、舞台を観たときに私もこの舞台に立ちたいと思ったことがきっかけです。舞台から伝わってくるエネルギーが大好きで、私もステージに立つ人たちの一員になって、私が受けた衝撃を他の方にも感じてもらいたいと思いました。

渡米したきっかけは、高校3年生の時に、ダンサーとしても役者としても就職先がなくて、最初は東京の音楽大学に行きたいと母に相談したところ、音大なら自分で学費を払いなさい、アメリカに留学するなら学費を払ってもいいと提案してくれました。それならば本場のミュージカルを学びにアメリカに行こうとネブラスカにあるカーニー校へ進学を決意しました。祖父をはじめ他の家族には最初反対されましたが、留学するとこんなメリットがあるとプレゼンテーションをして必死で家族を説得し、留学させてもらいました。

—渡米して学位を取得するまでに大変だったことはどんなことでしたか?

渡米したての頃は英語が難しくて、”How’s it going?”と聞かれても、どこにも行かないのになと思っていました。何を話してるかほとんどわからず、最初は笑っているだけで精一杯でした。私が専攻したメジャーは科目が多く、4年で卒業するのが特に難しく、5年かかる人が多いです。私は絶対に4年間で卒業したかったので、すべての単位を取るために朝9時から15時まで授業で食事は15分ですませて、15時から18時まで歌の練習を行い、18時から22時までダンスのリハーサルをするという生活を4年間続けました。

渡米して3ヵ月のころ初めての学期に受けたオーディションでは役がもらえなくて、私はアメリカまで何をしに来たのだろうとすごく悔しい思いをしたのを覚えています。英語は話せないし、歌もまだ全然トレーニングが足りてないことを理解しつつも舞台に立ちたいというパッションだけはありました。ネブラスカは田舎の小さな大学でニューヨークのようにいつでもオーディションがあるわけではなく、少ないチャンスの中でプレッシャーを感じながらも役を取るために必死でした。ネブラスカの外に出て見聞を広げることも積極的にやっていました。先生と日ごろから積極的にコミュニケーションを取り、一つでも多いオーディションの情報を仕入れることもとても大切でした。

スケジュール的にも精神的にも大変でしたが、とても充実していて、たくさん学べた大学生活でした。卒業後はこれまで大学で学んだことを武器にミュージカルの一番の本場でチャンスの多いブロードウエーに挑戦してみたいとニューヨークへ一時活動の拠点を移すことにしました。

—ブロードウエーオーディションの仕組み、オーディションシーズンの時期は?

まずブロードウエーの舞台に立つためにはオーディションを勝ち抜く必要があります。ディレクターと繋がりがあったり有名な俳優がキャスティングされることもありますが、基本的には実力社会です。アメリカではEquity(Actor’s Equity Association)と言われる舞台俳優・ステージマネージャーの労働組合がとても力を持っており、オーディションは基本的にEquity組合員優先、もしくはEquity組合員でないと参加できないものもあります。
しかし、中にはEquityの人向けのオーディションが終わった後でまだ時間があるからEquityでない一般のアクターのオーディションも見てくれることがあります。1月から4月はオーディションシーズンで、たくさんのシアターが年間契約のオーディションを開催しています。このシーズンは一日2~3個受けることもざらにあります。オーディションの数は一番多い時期です。

—今後チャレンジしたい役など、今後の展望を教えてください。

将来的にはブロードウエーの舞台でシカゴを演じたいです。そのためには、まだリードロールという主役ポジションの経験がないので、まずは地方のシアターでリードをいただけるようになることが目標です。2018年はインディアナのRound Barn Thetareというカンパニーから年間でお仕事をいただいているので今年は、そちらのお仕事に集中して精一杯楽しく演じさせていただきます。クルーズラインのプロダクションに入って世界各地を船で周りながら演じることも経験してみたいことのひとつです。

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—ありがとうございました。今後のご活躍をお祈りします。

About

【プロフィール】
渡邊爽(わたなべ・あきら)さん
5月22日生まれ。岐阜県羽島郡出身。鶯谷高等学校卒業後、米国ネブラスカ・カーニー校に進学。ミュージカルアクターとして活躍中。

渡邊爽さん オフィシャルウェブサイト

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