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インタビュー2018-06-05

ライバルはディズニー、ブロードウェイに嫉妬する、クリエイター西野亮廣さんに聞く今後のやりたいこととは

芸人、絵本作家、ビジネス書作家など多くの肩書きをもち活躍するキングコング・西野亮廣さんが、ニューヨークで自身2回目となる個展を開催に際し、本だけでなく、海外においても活躍の幅を広げる西野さんに、今回の個展に対する意気込みと今後のご自身の活動の展望を聞いた。

今回の個展について

—今回は2回目のニューヨークでの開催となりますが、個展について教えてください。

1回目の個展は日本で好評をいただいている僕の本が海外ではどうなのかどのように受け入れられるか挑戦してみたいという想いで開催に至りました。結果、1回目はクラウドファンディングで目標額の150万円を上回る530万円の支援を日本の皆さまより受け、ニューヨークでの開催3日間で総来場数が1657人と、おかげさまで大盛況となりました。

2回目は本格的に世界に売り込む、いわゆる実践を目的としての開催になりました。今回は5月末からニューヨークで開催されているブックフェアにあわせての開催です。この期間中は世界各国から5万を超える出版社が新人作家・本の版権を求めニューヨークに集結するので、海外の書店にも自分の本を取り扱ってほしい、世界で認められるクリエイターとしての次の一歩を踏み出したいと思ったことがきっかけです。

—今回の個展の特徴や感想を教えてください。

今回の個展では絵が光って展示させる、「光る絵本展」を開催しました。また、タブレットを絵にかざすと絵本ができるまでの工程とその説明が流れるAR作品を展示しました。せっかく見に来てくれる皆さんに絵本ができる工程などを直接説明できればいいのですが、それもなかなか難しいので今回はARを個展に取り入れようと考えました。このARがとても人気で、初日は入場1時間待ちになるほど大盛況でした。作品だけでなく、制作した際の想いやストーリーなどをみなさんに伝えることができ、嬉しかったです。

—ニューヨークという街は西野さんにとってどのようなところでしょうか?

一言でいうと挑戦心を奮い立たせてくれる街ですね。日本ではテレビに出させてもらったり本を出させてもらったりと皆さんにある程度知ってもらってますが、ニューヨークではブロードウェイの前を通る度、あのブロードウェイのショーに比べたら自分の存在はまだまだと嫉妬心に狂います。僕にとっては初心を思い出させてくれる場所です。

ニューヨークでは人は違って当たり前、いかに自分は人と違ってユニークであるかをみんなで競い合い魅せる場所だと思います。その中で頭一つ抜き出るにはどうしたらいいのか、、、とても挑戦し甲斐のあるところだと思っています。

海外日本問わず、今後の活動について

—最近では分野を問わず、活躍の場を広げられている西野さんですが、 今後はやりたいことはどんなことですか?

すでに分野問わずお仕事をさせてもらっていて、お笑い関係のイベントに呼ばれるときは「芸人」と名乗り、絵本のイベントに呼ばれたら「絵本作家」と名乗っています。やりたいことも芸術とかビジネスとか分野についてはそんなにこだわりはなくて、とにかく自分が面白いと思えるワクワクできることを周りのメンバーと一緒にやり続けたいと思っています。

今やりたいことはいろいろありますが、一つは過疎化や高齢化が進む日本でおじいちゃんやおばあちゃんが活躍できる町を作りたいですね。若い人が最新の技術やトレンドに敏感で機器を使いこなせるように、歳を重ねることで得られる能力もあります。若い人なら慌てふためくような状況でも落ち着き払って対応できたりするところは大御所力ならではです。その時代を生きた人にしか出せない空気感やサービスがあります。

今後日本は高齢化がさらに進み現在のサービスを保ち労働力を確保していくためには、おじいちゃんやおばあちゃんにも元気でやりがいを持って働いてもらうことが不可欠です。高齢化先進国となって今後ほかの国も突き当たる問題に先陣を切って取り組むべく、過疎化の町にARでエンターテインメントとアートの要素を取り入れた町を作りたいと考えています。絵本に出てくる風景を実際に町ごと再現するような感じですね。ライバルはディズニーランドですが、ディズニーランドが「夢の国」であるのに対し、僕が作るものはあくまでも現実にファンタジーを入れたものにしたいと思っています。

その他にも現在美術館の建設を進めていたり、2020年には「えんとつ町のプペル」の映画化もあります。今後の活動も注目いただけると嬉しいです!

—ニューヨーク経済新聞の読者の方にメッセージをお願いします。

僕は常に挑戦者でありたいと思っています。日本では「出る杭は打たれる」とよく言われています。新しいことに挑戦する人たちが批判され、行動が起こしづらいところが日本の風潮としてあると思います。

実際に1回目のニューヨークでの個展開催の際、クラウドファウンディングで資金を募りましたが、日本では一般に人から資金を調達することが当時は一般的でなく批判的な意見も多くありました。しかし多数の批判にめげずに前に進み行動を起こすことで結果を出して今回のように次のステップに進むことができました。

今回開催した個展「えんとつ町のプペル」の絵本の中でも表現していますが、現在の日本は「夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる」風潮にあります。しかし僕自身が常識に屈せず新しいことに挑み続けることで、日本にいるさまざまなことに挑戦する人たちを応援し、一緒に頑張って行けたらいいなと思っています。大多数の否定的な意見に屈せず、自分で見たものを信じて挑戦し続けてほしいです。

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—ありがとうございました。今後のご活躍をお祈りします。

About

【プロフィール】
西野亮廣(にしの・あきひろ)さん
1980年7月3日生まれ。兵庫県川西市出身。1999年9月に梶原雄太さんとお笑いコンビキングコング結成。2001年にフジテレビ系「はねるのトびら」にレギュラー出演。2009年は「にしの あきひろ」名義で絵本作家として「Dr. インクの星空キネマ」を発売。2016年に完全分業制で制作した絵本「えんとつ町のプペル」はベストセラーとして2017年時点で、累計発行部数35万部を超える。

西野亮廣さん オフィシャルブログサイト
https://ameblo.jp/nishino-akihiro/

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