ニューヨークのクイーンズ区にあるメッツの本拠地「シティ・フィールド」(123-01 Roosevelt Ave., Flushing)で8月28日、試合前に「Japanese Heritage Night」と称した日本文化を紹介するイベントが開催された。同イベントは2010年にニューヨーク日系人会が企画し、今年で4度目の開催。松坂大輔投手のメッツへの電撃移籍に伴い、ニューヨークに住む日系人社会の間で同イベントへの注目度が急増した。
年間恒例行事となっている同イベントでは、「Japanese Fork Dance Institute of New York Inc.」がメッツバージョンの盆踊り「New York Ondo」を披露した後、ニューヨーク唯一の日本人男性で構成された合唱団「紐育男声合唱団」による米国国歌合唱が行われた。同イベントでの国歌合唱は4年目にして初の試み。副指揮者であるヨシタニさんは合唱前「由緒あるこのシティ・フィールドで、日本人としての誇りを忘れず、米国人への敬意を持って歌いたい」と話し、当日先発することとなった松坂投手については「われわれが彼をニューヨークに呼んだようなもの、これ以上ない巡り合わせ」と喜んだ。
合唱は球場内が総起立、脱帽の中で行われ、この日のために練習を重ねた日本人男性らの美しい歌声が響き渡った。あいにくの雨模様で空席も目立っていたが、訪れた地元ニューヨーカーには高評価だった。VIP席でこの合唱を聞いたトニーさんは「ほぼ毎週シティ・フィールドに来ているけど、合唱として国歌を聞くことはとても珍しく、また日本人男性らの声質の高さに感動した」と話した。
松坂投手は4回途中まで投げ4失点と苦戦し敗戦投手となったが、余興と共に普段とは違う盛り上がりを見せた一夜となった。