ハロウィーンに向け、ニューヨーク市内の心霊スポットを巡るツアー「Ghosts of New York(ゴースト・オブ・ニューヨーク)」が人気を集めている。
ツアーは全15種類。参加者はマンハッタン内の散策希望地域とツアーコースを選び、幽霊が出るとうわさされているいわく付き建物を約1時間半散策。日没後の各集合場所では、黒いマントと帽子を身にまとったツアーガイドが待ち構えている。
ニューヨークで有名な公園の一つ「ワシントン・スクエア」の周辺を散策するコースでは、10軒ほどの建物を見学。歴史的に有名な惨劇の舞台となった現場や、過去に残虐な事件が起こりのろわれているとうわさされているマンション、実際に幽霊を目撃したという人が絶えないアパート、怪奇現象が頻繁に起こる建物など、ツアーガイドが実話や歴史的背景と共に説明する。
参加者たちをひときわ震え上がらせるのは、ニューヨークの高級住宅街「グリニッジ・ビレッジ」にあるマンション。過去に22人もの住居者が自殺や殺害で死亡したという同マンションでは、住居者から謎の黒い陰が見えると苦情が絶えない。元居住者である人物は自身が体験した霊的現象を本に著したが、本が発行される前日に謎の自殺を遂げたという。
恐ろしい実話を実際の現場で聞かされ、恐怖で青ざめる参加者が多いツアーのほか、ハロウィーンに向けて子ども向けイベントなども開催中。ツアーに参加していた大学生のジェナさんは「面白半分で参加してみたけど、実際に建物の前で話を聞いたらぞっとして鳥肌が立った」と話していた。
開催時間・開催日はウェブサイトで確認できる。