ニューヨーク市保健局は、無料でコンドームを提供する「NYCコンドーム・プログラム」の新パッケージ・デザインを発表した。
昨年12月に開催されたデザインコンテストに寄せられた600通以上の応募作品の中から、地元アーティストや広告デザイナー、社会保険マーケティング関係者で成る審査員の選考を通過した5作品を対象に、「フェイス・ブック」や同市保健局のウェブサイトで一般投票を行い最終案が選ばれた。
約1万5,000通を越える投票数のうち、クイーンズ区のルイス・アコスタさんの作品「エレクトリック・パワーボタン」が23%を獲得して優勝、今年の秋から期間限定デザインとして男性用コンドームパッケージのデザインとして使用される。
ルイスさんは「『さまざまなリスクに対して各自のコントロールがある』という事を、このデザインを通じ思い起こしてほしい」と優勝デザインに込められた思いを話す。
同プログラムは、全米初の市営コンドームブランドとして2007年2月14日に設立された。医療機関をはじめ、レストランやバー、ヘアサロンなどで、年間4,000万個以上を無料提供している。