日本製ドリップマシンを導入したサンフランシスコ発のコーヒー店「ブルー・ボトル・コーヒー」が3月10日、ブルックリン区ウイリアムズバーグ(160 Berry Street, Brooklyn)に開店した。
同店で使用する5台の日本製「スロー・ドリッパー」は、上部設置した3リットルの水が2つに枝分かれしたピッチャーに12~16時間かけてゆっくりとコーヒーを抽出する。エチオピア産のコーヒー豆を使用したブラックコーヒー「キョウト」(4.25ドル)と、甘みを加えた「ニューオーリンズ」(4ドル)の2種類のアイスコーヒーを提供。
世界中の名産地から仕入れられたコーヒー豆を店内でローストする同店では、「ボンマック」のセラミックドリッパーでホットコーヒーを焙煎(ばいせん)し、新鮮さにこだわるコーヒーを提供する。
「スロー・ドリッパーは通常の抽出方法に比べ、より香り高いコーヒーに仕上がる。地元のお客さんを中心に多くのコーヒーファンから好評」とスタッフのキャサリンさん。日本製のドリッパーをはじめとする店内の食器類、コーヒーの名前など日本商品にこだわる同店は2003年、オーナーのジェームスさんがサンフランシスコのファーマーズマーケットで出店した小さなカートら始まり、やがて行列ができる話題のコーヒーとなった。東海岸への出店は今回が初で、同店は5店舗目となる。
営業時間は、平日=7時~19時、土曜・日曜=8時~20時。