メーンディッシュが1種類のみというフランス発ステーキ専門店「Le Relais de Venise L'Entrecote(ル・ルレ・ドゥ・ブニーズ・ラントルコット)」(590 Lexington Ave, New York)が話題を呼んでいる。
仏パリで発祥し50年の歴史を誇る同店は現在、イギリスに2店舗、スペインのマドリッドに1店舗を構える。ニューヨークでは昨年6月、オフィスやホテルが立ち並ぶミッドタウンの東側に1店舗目をオープンした。
メニューがないのが特徴の同店では、サラダとステーキ、フレンチフライというシンプルな1ディッシュのみを24ドルで提供する。訪れた客は、テーブルにつくとドリンクを頼み、ステーキの焼き加減だけをウエートレスに伝えることでオーダーは完了。ベジタリアンには、サラダとチーズ、デザートセットのオプションもある。
ウォールナッツとマスタードビネガーのドレッシングサラダが初めにサーブされ、続いてステーキとフレンチフライが出される。ステーキ肉には、ネブラスカ州とアイオワ州で育った牛が使用され、サーブ時には秘伝のソースが添えられる。サービングは2回に分けられ、皿が空になるとウエートレスがステーキとフレンチフライを追加しに来るのも特徴。
デザートは17種類あり、「クレームブリュレ」(5.75ドル)やヘーゼルナッツアイスクリームにメレンゲを重ねた「メレンゲのタワー」(6.50ドル)など、フランスならではデザートをそろえる。
営業時間は、月曜~金曜=12時~14時30分・17時30分~22時30分、土曜・日曜=12時30分~15時、17時30分~22時30分。