ニューヨークのデブラシオ市長が1月7日、公立学校での携帯電話の持ち込み禁止令を撤廃することを発表した。禁止令はブルームバーグ前市長が9年前に導入したもので、携帯電話による悪影響やプライバシー侵害などを考慮するためだった。
デブラシオ市長は「時代が変わった。忙しく働く多くの親が子どもとより良くつながり、教育指導をするためには携帯電話は欠かせない。子どもの安全を考慮し連絡手段を確保したいという親の意見を尊重した決断」と自己体験も含めて話した。
実施されるのは3月2日からで、各校自ら携帯電話の使用できる時間帯や場所など必要な規則を定めることができる。
子どもと連絡が取れるようになったという親の喜びの声もある中、スマートフォンが浸透している今、ソーシャルネットワークなどが悪影響を与えないかという心配の声も上がっている。