ニューヨークでタクシーの呼び出しや支払いができるアプリ「Arro(アーロ)」の試験利用が始まった。
ニューヨークではタクシーの需要が多く、さまざまな配車手配のスマホアプリが増えている。世界各地で展開されているハイヤーサービス「Uber(ウーバー)」や、チップを払うだけで相乗りができる「Lyft(リフト)」など、競争も加速。一方で近年、「Uber」の台数がニューヨークにあるタクシー「イエローキャブ」の台数を上回ったというニュースもあり、ニューヨーク市におけるイエローキャブの低迷が危惧されていた。
今回、試験的に開始された「Arro」はニューヨーク市のイエローキャブ約7000台と連携し、テストを行っている。サービスが軌道に乗れば、イエローキャブが「Uber」などサービスの巻き返しを図れるのではないかと注目を集めている。同サービスは、利用率に応じた料金変動が無いことが特長という。
今月よりニューヨーク市内では、多くの新車タクシーが日産自動車「NV200」に替わるプロジェクト「タクシー・オブ・トゥモロー」も始まるため、今後の動向が注目されている。