11月3日、NYマンハッタン(150 East 58th Street)で開催されるニューヨークタイムズ主催の食のイベント「Taste of T」に、日本人シェフも参加する。
ニューヨークにあるレストランから20人のシェフが抜擢され、各ブースで料理を振る舞う。今回は日本人シェフの顔ぶれも見られ、「Bessou」オーナーの京極麻衣子さん、「Burrow」の黒川綾子さん、「Okonomi」の原口雄次さんなどが選抜された。
13年目となる今年のイベントは、「食の未来」をテーマに、地球を大切にしようというメッセージが込められている。同イベントでは、各レストランが指定された食材を使って創作料理を手掛ける。「Bessou」の京極シェフとEmily Yuenシェフは「ワカメ」を使った料理を提供する。
「Bessou」(5 Bleecker St)は今年8月20日にオープンした、モダンテイストの日本の家庭料理レストラン。同店では食材を無駄にしないというコンセプトの下、できるだけローカルな食材を使い、日本の家庭料理の良さとアメリカの大胆さを融合した料理を提供する。オーナーの京極さんは生まれも育ちもニューヨークだが、料理好きな母親と30年間ニューヨークで日本食レストランを経営していた父親のもとに育ったため、日本人としてのアイデンティティを持つ。京極さんは「他の国の料理を味わうと少しはその国の心も分かると信じている。料理を通してより多くのアメリカ人に日本の文化を知ってもらえる架け橋になりたい」と語る。
同店では、すし、ラーメン、居酒屋などで知られる日本食を、ニューヨーカーに広めようと、「それ以上にいろんな地方、旬の料理もある」と伝えられるようなメニューを目指している。人気メニューは、稲庭うどんとロメインレタスを半分に切って大胆に調理したグリルドロメインレタス。営業時間は17時30分~23時。月曜定休。
イベント開催時間は18時~20時30分。参加費110ドル。