ニューヨーク・マンハッタンのレストラン丘(439 3rd Ave)で3月4日、宮崎県の焼酎メーカー7社合同のプロモーションイベント「Shochu Samurai Night」が開催された。
2016年から始まり今年で3年連続の開催となるニューヨークでの宮崎焼酎のプロモーションイベント。参加したのは宮崎県の老舗焼酎メーカーの京屋酒造、古澤醸造、小玉醸造、黒木本店、落合酒造場、渡邊酒造場、柳田酒造の7社で、会場は約50人のニューヨーカーで賑(にぎ)わった。
今回のイベントの主催者のスティーブン・ライマンさんは、内閣府からクールジャパン・アンバサダーに任命されており、焼酎の魅力をニューヨークで発信する活動を定期的に行っている。今回のイベントのテーマは、「蒸留酒である焼酎が食中酒として料理と共に楽しめることを伝えること」とライマンさんは語る。
イベントでは、レストラン丘のチェフのジョン・マッカーシーさんが作る創作料理も焼酎と共に振る舞われた。各蔵元は提供する焼酎をテイスティングする参加者に食中酒としての料理とのペアリングやストレート、ロック、水割り、お湯割りとさまざまな飲み方で変化する香りや味わいの好みの感想を熱心に聞いていた。
参加者のニューヨーク在住のリビェラ・マイケルさんは「焼酎は白こうじと黒こうじの原材料の違いや水割りやアイスなど割り方によって風味が変わり、本当に奥が深い」と感嘆していた。
柳田酒造合名会社代表の柳田正さんは「焼酎は糖質ゼロでポリフェノールはワインの1.5倍といわれており、非常にヘルシー。宮崎の焼酎を世界中で楽しんでもらえるように今後もニューヨークでのプロモーションを継続していきたい」と展望を語った。