ニューヨークの国連本部で7月16日、「2025大阪・関西万博」の魅力について伝えるイベント「Designing Future Society for Our Lives; Expo 2025 towards achieving SDGs」が開催された。
同イベントは日本のSDGs達成に向けた取り組みやSDGsへの貢献を世界に向けて配信し、2025年の万博開催の候補地の一つとしてアピールするために開催。国連ではこの日から各国がSDGsへの取り組みについて報告する会合が同時開催されていた。
SDGsとは、2015年9月に国連本部で開催された「国連持続可能な開発サミット」において、 持続可能な開発目標として掲げられている17の「SDGs=持続可能な開発目標」。国連本部は2030年までに、貧困や飢餓をはじめとした、エネルギー、気候変動、平和的社会、ジェンダー平等の実現などの目標を人間と地球繁栄のための行動計画として掲げている。
イベント当日は吉村洋文大阪市長や岡本三成外務政務官が大阪を各国の外交官らにPRしたほか、誘致活動のキャラクター特使に任命された人気ゲーム「ポケットモンスター」の代表的キャラクター「ピカチュウ」が登場。子どもたちだけでなく大人からも人気を集めた。その他、会場内には日本の企業や経済団体、大学がSDGs達成に向けどのように取り組んでいるかを紹介するパネルが展示された。
来場者からは「人々が喜ぶエンターテインメントがありながらも世界に向けて貢献する姿勢が素晴らしい。日本が開催国になれば素晴らしい」といった声があがった。
2025年の開催国として、日本の他にもバクー(アゼルバイジャン)、エカテリンブルク(ロシア)が立候補しており、11月の博覧会国際事務局の総会で開催都市が決まる。