総勢100人のアーティストによる300作品を集めたアートグループ展「WE」が現在、ニューヨーク・チェルシーのPleiades Gallery (530 West 25th Street #405)で開催されている。
ニューヨーク・ブルックリンでOuchi Galleryを10年にわたって運営していたキュレーター、いたみありささんの主催。いたみさんはナイジェリアで子どもたちに折り紙を教えるプロジェクトや、カナダとイタリアでのグループ展を手掛ける。2014年には「学校では教えてくれないアーティストのなり方」を執筆し、Amazonの美術教育でベストセラーになった。
期間中は1週間ごとにアーティストと作品が入れ替わり、100人をA~Eの5チームに分け、順番に展示する。毎週木曜には日本酒やラムネを飲みながら作品を鑑賞できるレセプションパーティーが開かれている。展覧会の名前「WE」は、100人の住む場所もさまざまな個人が一つの展覧会を通して日本の良さを伝えていきたいという思いから付けられた。
いたみさんは「日本文化は同調圧力が多くあると疑問視されることもあるが、みんな似ている価値観を持っていることによる居心地の良さもある。アートという言語の壁を選ばない媒体を通して日本の良さを世界に発信していきたい。展示会を通して誰もが温かく迎え入れられているホームのような場を提供して、より多くの人に日本を好きになってもらいたい」と話す。「今後は年に2回のペースで開催して行く予定」とも。
開催時間は11時~18時。日曜・月曜休廊。オープニングレセプションは毎週木曜17時~20時。入場無料。9月15日まで。