ニューヨークのNASDAQ(ナスダック)本社(4 Times Square)で8月1日、回転寿司チェーン「無添くら寿司」を運営する「くら寿司株式会社」の100%子会社である「Kura Sushi USA, Inc.」の上場記念セレモニーを行った。米株式市場IPO上場は日系外食企業初となる。
「くら寿司」は一般的な寿司店として、大阪堺市に昭和52年に創業。「安心・美味しい・安い」をコンセプトに創業当時から、すべての食材において化学調味料、人工甘味料、合成着色料、人工保存料を一切使用しない「無添」に挑戦してきた。「Food Revolution = 食の変革」を目指し、回転寿司事業に進出してからは、商品・店舗・運営方法にオリジナルシステムを導入して現在までアメリカ22店舗を含めて世界で453店舗を展開している。
当日のセレモニーでは同社代表取締役社長の田中邦彦さんが創業してからこれまでの経緯を説明したほか、現地法人「Kura Sushi USA, Inc.」CEOの姥一(うばはじめ)さんが13年前にアメリカに進出してからの苦悩やどのようにローカライズを図ってきたのか、今後のアメリカにおいての意気込みを話した。
同社は5年間で年間平均20%の店舗数増を目標に掲げている。ニューヨーク近郊では年内にニュージャージー州フォートリーに出店予定。