在ニューヨーク日本国総領事館は2月22日、焼酎の魅力を伝えるオンラインセミナー「Experience Shochu Online Seminar:Japanese craft spirits in America Classical and Modern」を行った。
同セミナーは、在ニューヨーク日本国総領事館の主催の下で、Canvas Creative Group、Sake School Of America(日本酒・焼酎スクール)と各焼酎メーカー、ブルックリンの米系日本食レストラン「Rule of Thirds」などが焼酎の魅力をわかりやすく、米国アルコール飲料業界関係者にアピールした。
内容は、焼酎の製造過程や輸入販売のための法律などの専門的な知識をはじめ、焼酎のサステイナビリティについても解説。当日は米焼酎、芋焼酎、麦焼酎、ごま焼酎が紹介され、生産者自ら独自の秘訣を紹介する場面もあった。ニューヨークのレストラン目線での焼酎の飲み方や料理とのペアリング方法、カクテルで焼酎の味わいを活かす方法など、様々な焼酎の楽しみ方について解説された。
選定された食ビジネスのプロの方々には「Rule of Thirds」が用意した焼酎小瓶やカクテル、焼酎にあう料理が事前に宅配された。オンラインでの実施となったことから、ニューヨークからだけではなく、バージニア州、シカゴ、カナダからの参加者もあり、焼酎に関する関係者の関心度が伺えた。
在ニューヨーク日本国総領事館の山野内大使は、セミナーの冒頭挨拶において「焼酎は麦や米、芋など各地の風土にあった原料が選ばれ、製造されているなど『ストーリー性』の高い蒸留酒の一つだと思う。日本を代表するお酒である焼酎が、アメリカでも多くの人に味ってもらえたら」と話す。