ニューヨーク市から約100キロ北東のコネチカット州エストンで11月11日に小学校教諭マリア・コーチさんの庭で伐採された今年のクリスマスツリーが、マンハッタンのロックフェラーセンター(30 Rockerfeller Plaza, New York)に到着した。
今年のツリーは樹齢約70年、重さ10トン、高さ23メートルのノルウェー・トウヒ。例年のツリーに比べ重量のあるマリアさん宅のツリーは、35メートルの平台トレーラーで運ばれ、12日早朝ロックフェラーセンターに到着した。
マリアさんは幼いころ、祖母とロックフェラーセンターにクリスマスツリーを見に来た思い出があり、自宅のツリーが名誉あるクリスマスツリーとして選ばれる日が来ることを願っていた。今年の春、マリアさんはツリーを推薦する手紙をロックフェラーセンター宛に送った。一方で、ロックフェラー・ガーデンマネジャー、デイブ・ムバチさんがヘリコプターで上空から最も理想なクリスマスツリーを探す毎年恒例の「クリスマスツリーハンティング」が行われていた。デイブさんの目に止まったのが、偶然にもマリアさんのツリー。デイブさんはマリアさんから届いた手紙を思い出した。
ツリーを50年近く見てきたマリアさん。「本当に美しいツリーなの。ツリーがここから無くなってしまうのは寂しいが、大切なツリーを世界中の人たちと共有できることをすごく誇りに思っているわ」と喜びを語っている。
今月18日には、2万5千個のクリスタルを使用したフワロスフキーデザインのトップスターがツリーてっぺんに飾られる。今年で77回目を迎える点灯式は、12月2日19時~21時に開催。